春、桜が綺麗な頃に私の地元の友人はガーデンウェディングをしました。なんと、地元の公園で。
本人たちは大満足だったようですが、参加した人には散々なものになりました。
ガーデンウェディングを公園で手づくりで開催!
はじめになにがそんなに最悪だったかという前に、「どのような状況」「どのような公園だったか」をお伝えしなければなりません。
結婚する友人は倹約家な子で結婚式も型張ったものこだわらない子です。
手先も器用ですし、部屋の飾りつけなども手作りすることを苦に思いません。
ある時、雑誌を読んでいた時にガーデンウェディングの特集を読んだ際に、
「みんな楽しそう!」
「教会とか建物をバックにするより、自然をバックに写真を撮りたい!」
「こんな飾りつけなら、私でもできるじゃないか!」
と思ったそうで、当時の彼氏を説得し、ガーデンウェディングを「手作り」することを決心したのです。
会場になりえそうな所をひたすら周り、結果見つけた場所は大きな自然公園でした。
駐車場も大きく、山の斜面に作られているため、遊具や広場が階層のように分かれており、一番上の広場に芝生広場があるところです。
桜が広場を囲むように植わっていて、満開の時期には見応えがあるものでした。
市所有の公園だったので、問い合わせたところ、許可をいただくことができたそうです。
会場も見つかり、地元ともあって、たくさんの友人が招待されました。
親族の方、職場の方、など。会場が公園ということで子供連れの方も多く見られました。
ガーデンウェディングのために周囲に迷惑も、、、
会場は公園です。
人数制限なんてないのでしょう。
はい、早速「駐車場足らず」です。
なんと、新婦、こうなることは予想をしていたのか、近所の方に事情を話し、車を止めさせてもらう許可を取っていたのですが、地図が送られ、「山田さん家に車を止めてください」とあるのです。
ご近所の方は優しい方でしたが、なぜか、とても気をつかいます。
そして、これはきっと定番なのですが、「足場の悪さ」です。
ドレスとハイヒールの方が多い中、一番上の階層の広場に向かう途中砂利道あり、自然公園なので塗装されていないところも多くあります。
そして、最悪なのが前日に、雨、だったこと。
公園のトイレなんです。ドレス姿でいったものの和式も多く、正直これが一番不便だと感じましたし、正直腹がたちました
後から聞いた話なのですが、市の方が前日にこのパーティーの為、わざわざ草を刈ったり、トイレを掃除してくれたそうなのですが、個人のためにそこまでさせるか、という事もなんだか身勝手で迷惑だと心から思いました。
それに化粧はなんとか鏡で直せますが、髪の毛なんて風で荒れるし直す気力は途中からなくなりました。
わざわざ美容院でセットしてもらったのであろう職場の方の奥さんらしき方は明らかに不機嫌な様子が伺えました。
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ガーデンウェディングの前日に雨だったことが不快感を増すことに
などなど。
上げようものならきりがありません。
上記の何個かの不満要素は前日の雨によるものがあるので、しょうがないでしょう。
しかし、よく考えれば、公園で屋外でパーティーを行うなら考えうるものもたくさんありました。
原因は何かと言えば「新郎新婦はガーデンウエディングに参加したことがなかった」事ではないでしょうか?
聞こえだけで、また流行り・勢いで選んでしまったものの、参加する出席者の事まで考えることができなかったのではないでしょうか?
私も既婚者ですので結婚式ではどれだけ決めることが多いのかはわかっています。
最終的に細かいことは「ま、なんとかなるか」となります。
もししっかりした業者に頼めば、そういった所をカバーしてくれるのですが、今回の二人は全て手作りをしようとし、業者を挟んでいません。
意見も聞きに行ってないところを見ると、やはり知識不足としかいいようがありません。
では「ガーデンウエディングパーティーに参加しなければ、開催してはだめなのか」と言われるとそれも違う気がします。
しかし、それだけ調べる覚悟を持たなくてはいけないのではないでしょうか?
また普通の結婚式会場でないならば、それだけ会場や形式に合わせた「柔軟性」を持たなければいけないと思うのです。
例えば、紹介状に
「今回は公園にてのパーティーです。足元が汚れる可能性があります。カジュアルな靴でお越しください」
ですとか
「お食事はバイキングスタイルとなります。室内がないため、暖かい上着をお持ちください。荷物置き場用のテントがあります」など、先に情報を渡してくれれば、こちらで考え準備することができます。
しかし、今回の新婦は雑誌で見たイメージを実現するため、そういった所まで考えられなかったのでしょう。
結婚式は女の子の夢でもあります。
やはり、ドレスは着たいでしょう。
綺麗なドレスをきた友人たちに祝ってもらいたいでしょう。
長年夢描いてきたイメージというものがあります。
友人としてその実現に手を貸したい思いはもちろんあります。
しかし、独りよがりになる前に専門家の意見を聞いたり、参加したことのある人に「悪い点」を聞くことが大事なのではないでしょうか?
その悪い点をどうやったら一つずつ潰していけるか。
新郎新婦だけではなく、どうやったら皆がたのしんでもらえるのだろうか、そのように考えることが必要かと思います。
ちなみに今回は会費制でしたし、新郎新婦は満足の様子でしたので、直接不満をぶつけた人はいないようです。二人のことをよく知る、信頼できる人だけを招待した、という点では正しい選択をしたのかもしれませんね。
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