新郎の父として結婚式に出席することになると、履いていく靴に決まりってあるのと悩みませんか。
今度自分の息子の結婚式に出席する私の父が、靴の選び方って決まりはあるんだろうか、靴下はどんなのがいんだろうかと悩んでいました。
そこで、どんな靴を履くべきなのか、靴下に決まりはあるのかを調べてみました。
結婚式に出席する父親の靴や靴下には、どんなマナーがあるのかがわかりましたのでご紹介しますね。
新郎父の靴決まりはあるのか
新郎の父の服装はモーニングかタキシード、燕尾服のいずれかを着用するのがマナーとされています。
靴も同じようにマナーがあるのかなと思って、調べてみたらやはりありました。
新郎の父は第一礼装と呼ばれる服を着用しているので、それに合わせて格式の高い靴を選ぶ必要があります。
それに、オシャレは足元からってよく言いますよね。
見えないからなんでもいいや~と考えがちなんですが、意外と見えるし見てる人は見ています。
新郎新婦の父ともなれば、ゲスト1人1人をお出迎えやお見送りの役目があります。
挨拶をする時お互い頭を下げるので、相手の靴は丸見えですよね。
しっかり見られているので、マナー違反は避けたい所。
当然、新婦父も当てはまる靴の選び方なので、新婦の父として参列される方も参考にしてみてくださいね。
新郎父にオススメの靴はこれ
最初に新郎の父の靴は革靴でいいだろうし、革靴なんてどれも一緒じゃないのと思ったんです。
ですが、調べてみると結構種類があり格式が高いものって意外に少ないので、気を付けて選ばないといけないことがわかりました。
では、どんな靴がマナーなのかを紹介していきますね。
内羽根式プレーントゥ
こちらは内羽根式プレーントゥと呼ばれるタイプの靴です。
ひも付きが正式とされているので、こちらが一番のオススメ。
内羽根式とは靴紐を通す部分の皮が甲の部分と一体化していて、甲の内側の皮も内側にしか開かないという特徴がある靴です。
プレーントゥはデザインは切り替えや模様などが全くないもののことで、すっきりとした印象があるのが特徴。
内羽根式ストレートチップ
こちらは内羽根式のストレートチップと呼ばれるタイプの靴です。
先ほど紹介した内羽根式オープントゥに似ていますが、足の先の所に一文字状に切り替えが入っているのが特徴。
ストレート・トゥ・キャップとも呼ばれています。
こちらもシンプルなデザインが基本ですね。
内羽根式のもので、プレーントゥとストレートチップが一番格式が高いといわれていますので、このデザインのものを選ぶと間違いなしです。
外羽根式プレーントゥ
こちらは外羽根式プレーントゥと呼ばれるタイプの靴です。
内羽根式とは対照に、紐を通す部分が甲の部分と一体化しておらず、外側に開くのが特徴。
外羽根式より内羽根式の方が格上といわれているので、内羽根式を選ぶのが基本ですが、外羽根式もフォーマルな場で着用しても問題ありません。
デザインはプレーントゥでも、ストレートチップでも構いません。
新郎の父避けたい靴はこれ
新郎新婦の父の靴は、内羽根式や外羽根式のシンプルなデザインのものが、格式が高くてオススメということがわかりました。
調べていくと、「これはやめた方がいいですよ」というものも意外とあったので紹介していきますね。
Uチップ・Ⅴ知チップ
画像はUチップと呼ばれるデザインのものです。
足先のまわりをぐるっとUの字で切り替えがあるデザイン。
Vチップは先端の所がV上になっています。
プレーントゥやストレートチップよりもカジュアル感があるように見えますよね。
なので、フォーマル向きではないとされています。
ウイングチップ
つま先の所にWの形に切り替えが入っているのが特徴。
穴で模様がデザインされているのも特徴で、見た感じ華やかだしクラシカルな感じなので選びがちですが、こちらもカジュアル感がでるのでフォーマルには不向きといわれています。
パンチドキャップトウ
内羽根式で爪先の部分の一文字状のステッチングがあるストレートチップはオススメという話をしましたが、ストレートチップでも、「パンチドキャップトウ」と呼ばれる穴飾りがあるものがあります。
パンチドキャップトウの場合は、同じストレートチップと考えられ、格が下がるということはないので使用しても問題ありません。
ですが、見た目多少のカジュアル感がありますよね。
そのため、フォーマル向きではないと考える方も。
厳密にいうとマナー違反ということはないですが、やっぱり気になるよねという方や、より厳密にフォーマル感を出したい方は避けるといいでしょう。
靴紐の結び方はこれ
写真などを見ると、結び目やリボンの部分がないものが多いですが、撮影時に内側の入るようにしています。
内側に入れても問題はないですが、紐が内側にあると痛いので外側に出してOK。
紐の結び方はいろいろありますが簡単なストレートのものを紹介します。
手順はこちら。
- かかとを手前にして靴を置く
- 足先の1段目に表から両側を通し、右の紐を長めにしておく
- 足首側の1段目に右に左の紐を裏から通す
- 足先2番目左に右の紐を裏から通す
- 続けて3段目4段目と5段目と裏から通す
- 足首側の1番目まで通ったら長さを調節して蝶結び
紐の結び方を動画でわかりやすく解説しているものがありましたので、紹介しますので確認してみてくださいね。
靴の色はこれ
結婚式の場合、新郎新婦の親の靴は何色が正式だろうと悩みますよね。
新郎の父の靴の色は黒が正式です。
白はどうなのって思うかもしれませんが、白はNG。
白は新郎が白の衣装を着た時に履くくらいで、それ以外は黒が正式です。
茶色もカジュアル感がでるのでNG。
あくまでも新郎新婦の父らしくフォーマル感があるもので行きましょう。
新郎の父の靴はエナメルはどうなの
靴を選ぶ時にフォーマルなら革がいいのかエナメルがいいのかって迷いますよね。
新郎の父であれば、靴は革で問題ありません。
夜に行われる結婚式の場合であれば、エナメルの靴でも問題はありません。
エナメルの靴がダメという事はないですが、日中に行われるのであればあまり華美にならないものというのがベストなので、革靴がおすすめ。
スエードはフォーマル向きではないのでNG。
色や素材も大事ですが、手入されていない靴も結構見てわかるので、清潔感があるものを選んでみましょう。
新郎の父の靴下はこれ
靴下って見えないから何でもいだろうって考える方が意外に多いのですが、ちょっとした瞬間に見えることが多いです。
是非気を抜かないで欲しい部分の一つ。
正装をする場合は黒もしくは縞が正式とされています。
白黒の縞か黒無地のみを選ぶようにします。
縞のものでなくても問題はないので、黒のものを選ぶといいでしょう。
長さは、踝より上までくる長さのものを選ぶようにします。
最近では、足首よりも下で靴から見えないものなどもあったりしますが、結婚式では足を上げたりズボンが捲れたりしたときに、素足が見えるのはみっともないです。
長めの黒が縞のものを選ぶようにしてみましょう。
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まとめ
今回は、新郎の父の靴や靴下についてのマナーを調べてみました。
結婚式に新郎の父として出席する場合の靴は、紐付きで内羽根式のストレートチップか内羽根式のプレーントゥが正式という事がわかりました。
黒の革のものが基本ですが、式の時間によってはエナメルでも問題ないです。
靴下は黒の無地か白黒に縞が基本。
足首よりも上にくる長めのミドル丈のものを選ぶようにしましょう。
披露宴の形式によっては、ここまで厳密にフォーマル感を出す必要はない場合もありますが、基本を押さえておけば間違いなし。
格調高い服装とマッチした靴で新郎父として出席してみてくださいね。
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