嫁の親も離婚して母親だけです。当然どちらの親もそれほどお金を持っているわけではありませんでした。
友人は結婚式を挙げるときに「親に○○万円出してもらった」や「全額親に出してもらった」という話をよく聞きますが、お互いの親に頼んだところ、「結婚式を挙げる費用くらい自分たちで出しなさい」と言われました。
ですから、自分たちで全額出すために貯金をしました。
片親同士の結婚は協力が得られずらい
ご祝儀をもらえるから、それほどお金を貯めていなくてもいいよ、と言われたこともありましたが、全くそんなことはありませんでした。
式場や披露宴には当然前金で支払わないといけないので「ご祝儀をもらってから後払い」でいいわけがなく、ご祝儀には頂いた金額に応じてお返しをしないといけなかったので、結果的に大赤字でした。
自分たちで結婚式の費用を全て工面するためには、色々なオプションを削らなければいけませんでした。
しかし、だからと言って、しょぼい結婚式にはしたくありませんでした。
そのために自分たちで案内状を作成したり、1人1人にちょっとした手紙を書いたり、小道具を用意したりしないといけませんでした。
お互いの母にもお手伝いを頼みましたが、離婚した母親というものは当然仕事をしないと生活できないわけで、二人とも仕事をしています。
「忙しいから無理」と断られました。
ですから準備に関しても親に協力してもらえることは全くありませんでした。
金銭的な問題だけでなく、嫁の母親は嫁と親子の絆が深く、週に2~3回は1時間くらい電話で話すほど仲が良かったので「娘が奪われる」という気持ちも多少あったみたいです。
片親の結婚でお金の援助を期待できなかったことで決意
嫁は3人姉妹の長女なのですが、嫁の母は長女である嫁と一番仲が良く、お互いに何でも相談したり、愚痴ったりするそうです。
嫁自身も一番の親友兼相談相手は母親、と思っていたらしく、私と出会ってからは、だんだんとその気持ちが私に傾いてきたそうなので、母親としてもあまりいい気はしていなかったと思います。何度も何度も嫁に対して、本当にその人でいいのか?騙されていないか?などと聞いてきたそうです。
嫁の母とは対照的に私の母は放任主義です。
べったりと付きまとってこないところはいいのですが、子供が何をしようと無関心です。
無関心と言うか、自分のことしか考えていません。1人身なのをいいことに今でも出会い系サイトなどで出会いを求めています。
子供の幸せよりも、自分がより良い男性と出会うこと、しか考えていないような人です。
×2で、2人目の父は、母よりもかなり年下の人でした。
今でも年下の人と知り合うために化粧品やサプリメントなど、自分の美容に関してはお金を使います。
そういう人なので、結婚式を挙げるにあたって何かを協力してもらうということに関しては、最初から諦めていました。
こんな私たちなので、他人の結婚式の話を聞くと、本当にうらやましい気持ちでいっぱいになります。
結婚式費用に関して、インターネットで検索しても「3分の2以上の方が親に援助をしてもらった」と書いてあったりするので、そういう家庭に生まれたかった、という気持ちでいっぱいになります。
しかし、無いものねだりをしても何も始まりません。
自分たちが親になった時「子供に対しては費用を援助してあげたい」と思っています。
こんな悲しい思いをするのは自分たちだけで十分です。
私たちみたいな経験をすると、「自分たちが援助してもらっていないのだから、子供に対しても援助しないのが当たり前!という気持ちになるんじゃないの?」とよく聞かれますが、私たちはそういう考えにはなりませんでした。
むしろ、「子供には絶対に援助してあげたい!」という気持ちでいっぱいです。
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片親でも母親との関係が濃いと、、、
それは、私の妹の結婚式の時のことです。
母が妹の結婚に関しては資金を援助し、色々と準備のお手伝いもしたのです。
相手の親がいくらか資金の援助をしたのでこちらもした、とのことでしたが、私の時には1円も援助してくれなかったので、悲しい気持ちでいっぱいでした。
妹が無職でお金を稼いでいない、ならまだ分かりますが、妹は正社員として仕事をしており、収入も私と同じくらいあります。
それなのにこのように差別されると、さすがに悲しくなってきます。
確かに妹は甘えるのが上手で、成人した後もしょっちゅう母に甘えて一緒にランチを食べに行っておごってもらったり、旅行に行っておごってもらったりしています。
あまり母と会話もせずに、一緒に遊ぶこともしない私よりも、妹の方が可愛いのでしょう。
母も人間なので、「仕方がない」と自分自身に言い聞かせようと思っていますが、このように差別されると、さすがに悲しくなってきます。
妹の結婚式は、それはそれは盛大なものでした。
私の結婚式が親族と友人が数名ずつだったのに対し、妹の結婚式は総勢60人以上は来ていました。
お互いに職場の人や友人をそれぞれ10人ずつくらい呼んで、披露宴には職場の人や友人がそれぞれ数名ずつで練習したダンスや歌を披露したり、動画を上映したり、会社に伝統的に伝わる披露宴の出し物をしたりしていました。
とても良い結婚式&披露宴だったのですが、どうしても自分の結婚式と比較してしまって、悲しい気持ちになりました。
食事のランクも私たちは最低ランクだったのに対して、かなりランクの高いものを選んだらしくて、高級食材が並んでいたのですぐに分かりました。
味も全然違いました。
しかし、なるべく後悔はしないようにしています。
自分の子供にはそういう式を挙げさせてあげればいいのです。
親と子、と一口に言っても、関係性は様々だと思います。
兄弟でもこんなに違ったのですから、ましてや他の家庭ではもっと違うでしょう。
もっと素直に母に甘えられたなら、より良い関係を築けたのかもしれません。しかし、お互いにプライドが高く、今後も今のような関係のままでしょう。
親が私に非協力的なのは、全て私と親の関係性の問題だ、とも言えます。
しかし、親をチェンジすることは出来ませんので、今ではもう諦めています。
今はもう子供も産まれています。
しかし、母は相変わらず私の子供に対しても無関心です。
それに対して、妹の子供の面倒はちょこちょこ見ています。
妹が母の家に子供を連れて行くからです。
この関係性は今後も変わりません。希薄な親子関係を築いているのは、半分自分にも原因があるので、親を恨んでもしょうがありません。
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