私がスピーチを頼まれた経緯は、こうでした。友人である新婦から結婚式をあげるから出席して欲しいとSNSで連絡をもらったところから始まりました。
当時私は地元を離れて暮らしていたのですが、新婦は地元に残っており地元での挙式を予定していました。
お盆時期に私が地元に帰省するタイミングがあり、その時に新郎新婦と私の3人でご飯を食べに行こうという流れになりました。
結婚式の友人代表スピーチを新婦に頼まれ不安とうれしさが、、、。
新郎新婦ともに学生時代の同級生でしたが、私は新郎とはきちんと話をしたことがなくこの時初めて会話をしました。
このご飯の席では、新婦が中心となって、学生時代の思い出をたくさん話ました。
スピーチの依頼は、思い出話の流れで新婦よりお願いされました。
こんなにお世話になった人はいないし、ぜひスピーチをやって欲しいというようなコメントをもらったかと思います。
私自身は当時、結婚式でのスピーチを一度もしたことがありませんでした。
披露宴で友人代表のスピーチなんで自分にできるのか?という不安もありました。
しかし、依頼を受けた時は新婦の思いに応えたいという想いと、たくさんいる友人のなかで私を選んでくれたことが嬉しいとの想いもありました。
3人の会食中は、学生時代の新婦にまつわる思い出話に花がさき、盛り上がりました。
面白かったのは、私が覚えている思い出と新婦が覚えている思い出がほとんど重ならないことでした。
十数年間前の記憶って、こんなに曖昧なんだなぁと時の流れをとても感じました。
スピーチについては、新婦本人の忘れているだろうけど、私にとって印象深かった新婦らしい思い出話を紹介できたらいいかなとその時思いました。
結婚式の友人代表スピーチは緊張で上の空
本屋さんではスピーチにまつわる本をたくさん読みました。
最初は文章がどうしても長くなってしまっていたのですが、長ければ長いほど終わりの方で緊張するのかもしれないと思い、極力シンプルに短いスピーチにしました。
また、新郎新婦のご親戚などもいらっしゃるであろうから、なるべく老若男女問わずに分かりやすい内容になるように心がけて作成しました。
私自身、人前で涙を流すようなキャラではなかったので、自分が感動して泣けるような内容は書けませんでした。
そういったこともあり、内容を考えるのにとても苦労しました。
結婚式当日は、思っていた通り緊張しました。
緊張でスピーチ前のことは正直あまり記憶がありません。
できればスピーチ前は誰とも話をしたくなかったのですが、もちろん知人や友人と久しぶりに会うわけで、そんなことは到底無理でした。
きっとその時の私は、どんな会話にも上の空だったかと思います。
私のスピーチ前は、新郎の友人代表がスピーチをしていました。
内容はおもしろおかしく夫婦の掟をつげるような内容で、会場はどっと笑いに包まれていました。
正直この空気のなかで、自分が真面目なスピーチをしなければならないのは、とても気が重かったです。
ですか、私のスピーチ中は前のスピーチの笑いの名残なのかがやがやとしていたので、むしろ気を楽にして話すことができました。
ほとんどの人につまらないと思われても、新婦や新婦の親族の一部にお祝いの気持ちが伝わればいいやと、自分自身の背中を押しながら、最後まで話をしました。
終わって席に戻ったときは、本当にほっとした気持ちになりました。
結婚式の友人代表スピーチはエピソードを3つ盛り込み、、、
スピーチの内容としては、新婦の純粋さ、ひたむきさ、天然さが分かるような学生時代の思い出を簡単に3つくらい紹介しました。
仲の良い友達からは、「泣きもしないし大して面白くなかったよ」と今でも飲み会の席でからかわれています。
ただ、新婦のご親族はスピーチを聞いて喜んでくださったようで、それだけが私のなかでは救いとなっています。
新婦のご親族には学生時代にお世話になった方も多いので、少しでもご恩が返せたのかな?と勝手に自己満足しています。
スピーチのお礼としては、依頼された時のご飯代をおごってもらった程度です。
私自身としては、このくらいのお礼で十分だと思っています。
スピーチのお願いのされ方としても、私にとってはとても自然な流れだったので、違和感なく引き受けることができました。
また当時話をしたことがなかった新郎とも、スピーチを行う式の前にゆっくり話ができたことも良かったです。
今でも新婦と遊ぶときは新郎に気兼ねなく遊ぶことができているので、私としてはスピーチは良い機会をもらえたなと思っています。
また新郎にはとても親切にしてもらえおり、今でも新郎新婦ともに仲良くさせてもらっています
私の体験談としては以上になります。
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結婚式の友人代表スピーチのコツはこれ!
これからスピーチをされる方へのアドバイスが2つあります。
1つめは前後のプログラムを確認しておくことです。
私はこの作業が不十分だったと反省しています。
当時はなんとかその場を切り抜けたものの、最初からプログラムの流れが分かっていたら話の内容を替えていたかもしれないなぁと思っています。
私のスピーチの後はご歓談だったのですが、この歓談中もなんだかそわそわして過ごしてしまったことも苦い記憶として残っています。
もし可能であれば、事前にプログラムや、前にスピーチや余興があるのであれば、どういった関係の方がどんな内容をどんなテイストで行うのか、分かる範囲で新郎新婦へヒアリングすることをおすすめします。
2つめは、スピーチの際にどこで話すのか事前に場所を確認しておくことです。
私はこの点も確認をしておらず、立ち位置を誤ってしまったことも反省しています。
式の本番中に、忙しそうなスタッフさんに声をかけることは勇気が必要ですが、ぜひ会場に着いたらすぐに確認をするようにしましょう。
私のような失敗をなくすためにも、ぜひこの2点は実行することをおすすめします。
最後に経験者として、スピーチの内容に正解は無いのかなと感じています。
自分自身が、このスピーチを通じて誰に喜んでもらいたいのか、誰に笑ってもらいたいのか、それを念頭においてスピーチの作成をすることが良いのではないかと私は思います。
これからスピーチをされる方へ、緊張することと思いますが、ぜひあなたらしいスピーチができますように。
新郎新婦やそのご親族にお祝いの気持ちがより多く伝わるといいですね。盛会を祈ってます!
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