プロポーズする時サプライズの方法に悩むってこと多いですよね。
サプライズしようとしても、どこで何をしたら喜んで貰えるのかがわからない。
そんな男性が、必死にサプライズ方法と場所を探して行った、プロポーズ体験談を紹介します。
どうやってサプライズ方法や場所を見つけ出したのか、サプライズした時の彼女の様子などを赤裸々に語ってくれました。
プロポーズのサプライズを必死に考える
私は30代後半の時に、10歳年下の妻に「何か印象に残るプロポーズをしたい」とずっと考えていました。
フラッシュモブなども考えましたが、年齢が若くないので、そのような時間をかけて準備を行ってくれる友人もいなかった為断念しました。
どのような方法が1番印象に残るのかを、色々と過去に行った場所などを見直し考えてみました。
彼女は水族館が大好きで、巨大な水槽の前でプロポーズをするのはどうかと思い、思い当たる水族館に電話をしましたが、夜間の貸切でのプロポーズには力になれませんとの回答でした。
どうしてもあきらめきれずに、番組として作成することが出来ないものかと考えて、テレビ局にも問い合わせましたが、そのような企画の募集は現在していないとの回答でした。
私がそこまでしてプロポーズにサプライズを入れることを焦っているのには、理由がありました。
実は子供が出来てしまったのです。
彼女は、そのことを私に伝えただけで、今後どうするのかなどは一切話してきませんでした。
何も言われないことに対するプレッシャーと、そこまで彼女に気を使わせてしまった罪悪感とが混ざり合い、いち早くけじめをつけなければならないと感じていたのです。
思い当たることはすべて実行してみようと、さまざまなことを考えて連絡をしましたが、やはり計画性がないため上手くいきません。
彼女にばれないようなサプライズを準備するためにはどうすればいいのか、誰に相談すればうまくいくのか、相談した相手から第三者へ情報が漏れ、彼女にばれたらどうしよう。
色々なことを頭の中で考えてしまい、結局誰にも相談することが出来ませんでした。
仕事を終えて、藁にもすがる思いで色々なところをドライブし、何かヒントはないかと毎日考えていました。
ちょうどそのころ、職場での企画で調べ物があり書店を訪れていました。
何気に雑誌をみていると、ゼクシィの雑誌が目につきました。
プロポーズが済んだら結婚式もしなきゃいけないのか、一体結婚式はいくらぐらいするんだろうと思い、軽い気持ちで雑誌を開いて目を通してみました。
「私は男性なので」というのは言い訳かもしれませんが、結婚式場はどこで挙げても同じだと思っていました。
雰囲気や金額、食事の内容、お色直しなどです。
自分は友人は多い方で、結婚式にも沢山参列しました。
しかし、今まで人の結婚式で、「これが特徴的だった」「この料理がおいしかった」「衣装が印象的だった」などは全く記憶にありません。
女性目線で雑誌の内容を見てみると、それぞれの式場においても、様々な視点でゲストを迎えようと努力している部分が見られました。
料理においてもこだわりが詰まっていました。
- 生産地にこだわった野菜を使う
- 魚料理が得意
- 肉料理が自慢
- パーティー形式でBBQをおこなう
様々な趣向が目を引きました。
最高の演出ができる所を発見
会場においてもこんなにも特徴があるとは思わず、雑誌を購入して車の中で隅々まで読んでいると、チャペルという記事に「一生の愛を誓う場所」というコラムがありました。
その時に「これだ」っと自分で直感したのを今でも覚えています。
それからいろいろなチャペルを雑誌だけでなく、結婚式を前提で見学に行きました。
勿論彼女には秘密です。
いろいろなチャペルを見た中で、圧倒的に衝撃を受けたのは福岡ヒルトンシーホークのスカイチャペルでした。
スカイチャペルは最上階の角にあり、福岡の夜景を眺められます。
夕暮れは地平線に夕日が沈み、海が薄ピンクへと色を変えとても幻想的でした。
その場所はとても神聖に感じ、チャペルへの道のりもガラス越しに福岡の街並みを見ながらいくことが出来るので、インパクトがとてもあったのを覚えています。
「これしかない」と思い、ウエディングコーディネーターの方に正直に「結婚式場はまだ決めていませんし、彼女にも結婚式のことは相談もしていません。
でも、私はこの場所が気に入り、是非この場所でプロポーズをさせてもらいたいのですが、協力していただけませんか」と言ったところ「喜んでお手伝いさせていただきます」と返答をしていただけました。
そこから1ヵ月後を日程とし、天気や時間を細かく確認しました。
夕暮れの海辺に夕日が沈むとき、海が赤く染まった時間に彼女を誘導し、チャペルを貸し切りでプロポーズをするという作戦。
福岡ヒルトンシーホークは上層階に食事をする場所があり、彼女も不自然に思うことなく誘うことが出来ました。
問題は天候でしたが、ヒルトンシーホークのスタッフの協力も得られており、天候が悪い場合は次の日程を組みましょうと言われていたので、天気は安心でした。
予定通りの日の天候は晴れで、友人より美味しいと言われている鉄板焼きがヒルトンにあるので、食べに行こうといって彼女を誘い出しました。
スタッフには、携帯で連絡をしてあり、18:00にチャペルに訪れることを伝えていました。
予定通りに最上階用のエレベーターに乗り、一面ガラス張りで夕日が沈んでいる状態の廊下を歩いてチャペルに向かいました。
彼女は景色に見とれて、スマホで写真を撮影していました。
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プロポーズはチャペルで最高の景色の中
彼女に、「ここも開いてるから入ってみようか」といって誘導しました。
彼女は「大丈夫なのかな、怒られないかな」と言ってましたが、そこは強引に手を引きながら連れて行きました。
チャペルに入ると、見たことも無いような美しい絶景と、水面に映し出される夕日のピンク色が海一面を染め上げていました。
彼女が歓喜の声をあげている中、先端に連れていき、彼女が夕日の写真をとっている背中で、指輪を取り出しひざまづきました。
彼女が「きれいだね」っと言って振り返ったときに「お腹の子供が出来ているのに、何も言わずにつらい思いをさせてしまったね。色々心配かけたけど、あなたを一生守ります。僕と結婚してください。」っと伝えると、号泣しながら頷いてくれました。
私も泣かないつもりでしたが、何故か涙が止まりませんでした。
チャペルを出るとスタッフより「おめでとうございます。」と涙ながらに祝福の言葉と花を頂きました。
結婚式はもちろん、そこでしました。
本当に良い一生の思い出が出来ました。
まとめ
プロポーズのサプライズをしようとしたきっかけが、彼女の妊娠。
どうするのと問い詰めるでもなく、結果を相手にゆだねる。
そんな彼女に、申し訳なさと責任の重さを感じてサプライズを決行。
手探り状態から始めたのに、素敵な景色と共にプロポーズできる場所を見つけ、協力してもらえる承諾も得て見事にサプライズ成功。
彼女への思いと、周囲の温かさに感動した体験談でした。
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