婚約指輪と結婚指輪の違いから教えて貰い内緒で準備!
今になって考えてみると「私に気を使っていたのかなあ」と思うのですが、私としては、「一人の男として婚約指輪は絶対に渡すものだ」と思っていたので、彼女には内緒で婚約指輪をどのようにするか、いろいろと考えていました。
早速、県内で婚約指輪を扱っているお店に出向き、まずは店員さんから婚約指輪に関する基礎的な知識を教えてもらいました。
そもそも私は、「結婚指輪」と「婚約指輪」の明確な違いすらわかっておらず、その違いから店員さんに教えていただき、とても恥ずかしくもよい経験をしたことを覚えています。
端的に言うと、婚約指輪とは二人の「結婚するという意志」を指輪という形にして男性から女性に贈られるものです。
なので、婚約指輪には、男性の「想い」が詰まっているのだと思います。
私の彼女に対する、結婚への想いが具現化されたようなすばらしい指輪を用意する必要があったのです。
私はこの時、婚約指輪に関しては、デザインも値段も一切の妥協をせず、自分が用意できる最高の指輪を選ぼうと決心しました。
とにかく、「彼女に喜んでもらいたい」この一点のみに集中しようと思いました。
婚約指輪の平均予算を聞いてみると
よく以前から、婚約指輪は「給料の3か月分」と周囲に聞かされていたので、多少の緊張と覚悟をしていたのですが、実際にカタログを見せてもらった際はそこまで高いものではありませんでした。
はっきりとは覚えていませんが、100,000円台から1,000,000円台だったと記憶しています。
成金趣味芸能人たちが、これ見よがしに見せる何億円とするような豪華でゴツイ指輪ではなく、デザインもシンプルでかわいい指輪がたくさん載っていました。
その中で、店員さんにどのくらいの値段の指輪が最も多く購入されているのか、を尋ねたところ「だいたい100,000円位から300,000円位ですよ」という返答があったので、早速そのくらいの値段の指輪を見たのですが、、正直に申し上げて素人の私には100,000円の婚約指輪と300、000円の区別が付きませんでした。
ここで、婚約指輪の選び方について数点お話します。
婚約指輪を男性が選ぶ時の考え方とポイント!
①準備期間
私は披露宴の3ヶ月前から準備しました。
その間、5~6回、お店に通ったと思います。
店員さんのアドバイスを素直に聞き入れたほうがいいと思います
②予算
70万円位だったと思います。
店員さんに「わーすごい、やさしいですね。」と言われたことをはっきりと覚えています。
確かに相場を大きく上回ったのですが、素敵なデザインの指輪があったのでまったく後悔はしていません。
もし現時点で、指輪選びのネックが「値段」である方がいらっしゃったら、迷わず高いほうを買うべきだと思います。
金銭的な負担なんて一時のものです。
その一時の負担を負うだけで女性は一生喜んでくれると思います、安いものです。
③デザイン
正直、まったくわかりませんでした。
リングのデザインで代表的なもとして、「ウェーブライン」、「ストレートライン」、「V字デザイン」の3つがあるそうなのですが、おそらく「ストレートライン」にしたと思います。
深い理由はありません、直感でした。
④ダイヤモンド
個人的に婚約指輪選びのメインだと思っています。
ダイヤモンドも含めた宝石は、カラット(重さ)でその価値は大きく変わってくることは有名ですので、70万円に合うそれ相応の大きさにしてもらったと思いますが、具体的な数字は忘れてしまいました。
ただ、この時店員さんにアドバイスされたのが、「大きさよりも指全体のバランスと、その指輪をはめる人のイメージとマッチしているかが大事ですよ。」といわれたことがあります。
いくら高くて、豪華なダイヤモンドをちりばめた指輪でも、相手の女性の年齢や趣味、嗜好を考慮しないとせっかくの指輪でも似合わなくなる恐れがある、あくまでも相手の女性にあった指輪をプレゼントすべきですよ、という意味だと解釈しています。
以上の経緯をふまえて、やっと私の婚約指輪が出来上がりました。
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婚約指輪の渡し方はサプライズだったはずが、、、!
後はこの指輪を彼女に渡すだけなのですが、私としてはこの指輪を渡す行為こそ男のセンスが問われるのではないか、と思っています。
つまり、「演出」です。
できることならば、婚約指輪を渡す場面について、彼女にはずっと素敵な思い出として覚えておいてほしいのです。
婚約指輪を「選び」、自らが考案したシチュエーションの中でそれを「渡す」、ここまでが一連の流れになると思っています。
よって、指輪を渡す場所とタイミングに関しても、相当な計画を練りました。
具体的には、指輪を渡す場所は、近所にある「人が誰も来ない夜景がきれいな丘」を選びました。
次に指をを渡すタイミングについては、夜か夕方で迷ったのですが、夕方にしました。
理由は、夜の星空より夕方の夕日の方が時間帯も短く、稀少だからそれゆえ印象に残りやすいのではないか、と思ったからです。
すべての準備が整い、計画を決行するときがきました。
早速、婚約指輪を持って、夕方前に長崎市のはずれにある自宅から長崎市の中心地まで仕事を終えた彼女を迎えに行きました。
しかし、ここで予定が狂いました。
夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれてしまったのです。
国道上はひどい渋滞になり、予定よりも1時間近く帰宅するのに時間がかかってしまいました。
つまり、あの時の私は彼女を車に乗せ、雨と渋滞のなかいつもと違う帰宅ルートを通り、何もない誰もいない丘に行っただけの状態でした。
婚約指輪を持ったまま車内で、どうしようか迷っていた私に彼女が明るい声で、「プロポーズするつもりだったんでしょ?シチュエーション的には最悪だけど、いいよいいよ無理しなくて、慣れないことはやらないほうがいいよ、結婚しようか。」とまさかの逆プロポーズを受けました。
わたしは、一言「お願いします。」といって彼女に婚約指輪を渡しました。
10年たった今でも、婚約指輪を見ると、あの世にも奇妙な「逆プロポーズ」を思い出します。
私たちにとってとても素敵な思い出の詰まった、指輪です。
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