プロポーズの前兆を感じることってありますよね。
プロポーズでサプライズされる事を察知して、彼にサプライズ返しを用意した女性のプロポーズ体験談を紹介します。
なかなか積極的に引っ張ってくれない彼に対し、先を行く感じの彼女。
プロポーズしてくれる彼に対してサプライズを仕掛けてみたものの、思わぬ形で感動のサプライズ返しが待っていました。
行動的ではない彼がどんな行動をしたのか、赤裸々に語ってくれました。
プロポーズの前兆は旅行へのお誘い
当時7年付き合っていた彼がいて、5月にディズニーシーに旅行に行きました。
私は平日が休み、彼は土日が休みだったので、なかなか旅行に行くこともできない2人だったので、行く前からとても楽しみでした。
その日のディズニーシーはとても空いていて、乗り物も全て待ち時間ゼロ。
キャストの方にも「こんなに空いているのは滅多にないですよ」と言われた位で、大好きなキャラクターとも沢山写真を撮ることができました。
何もしてもみんな余裕があるから、たくさん情報を教えてくれたり、親切丁寧に接してもらい「これぞディズニーの接客」という感じでした。
それが凄く楽しい思い出となり、「プロポーズされるならディズニーシーが良い」と思い、私は何度か言うようになっていました。
そしてその年の11月、彼から「ディズニーシーに行こう」と言われた時には、「プロポーズされるんだな」と感じたので、何か思い出になる事をしたいと思いました。
私は今までの7年間の思いを写真や文章でまとめ、アルバムを作成し、アルバムをバッグに忍ばせ旅行に行きました。
彼はいつも何でも私にまかせっきりで、今思えば決断力もなく頼りないだけなのですが、当時はそれが優しいと思っていました。
どこに行くにも何をするにも何も決められず、私が何でも計画しただ彼はついてくるだけ。
ただ、その時の旅行はプロポーズを意気込んでいたのか、「全部俺がやる」と交通手段やホテルの予約等全て計画してくれました。
私は今まで全部その役割をしてきたため、次にどこに行く、何をするとわかっていたので、旅行自体は楽しいけど、ワクワクすることはなく、また時折「この旅行プランで楽しかったのかな、このお店で良かったのかな」と心配する事も多かったです。
実際彼はただ「ボーっとしている性格」なので、そんな細かい事など気にすることもなく、ただ私が「楽しい、行きたい、したい」と思った事にいつも付いて来るという感じでした。
女は3歩下がってついてくというものですが、私達は逆で、彼は次の目的地がわからないので、いつも3歩下がって付いてくる。
友人には「尻に敷かれてる」といつも言われ、私はいつもそれが嫌で「ちゃんと横について歩いて」と言っていました。
なので、その時は「こんなに他人に計画してもらって行くのはワクワクして楽しいものなのか」と思いました。
プロポーズの返事でサプライズ
ディズニーも満喫し、夜のショーが始まる前に「ちょっとあっちに行こう」と彼から言われました。
今まで見たことのないような不安にも似た表情を見て、「いよいよプロポーズされるんだ」と思ったら、そこから私は今までの7年間の思いが溢れ出てきてきました。
- ケンカをした事
- 浮気をされて数ヶ月別れた事
- でもやっぱり好きでヨリを戻した時の事
- 毎日のくだらない日々の楽しさ
そんな思いが歩く度に思い出され、涙が止まらなくなっていました。
周りの人たちは、ケンカして泣いてると思っていたと思います(笑)
行き着いた場所は入口にある、アクアスフィア(大きな地球儀)の前のベンチ。
口ごもりながらも、プロポーズが始まりました。
始まったというのは長かったのです。
付き合いが長かったせいで、今までの思い出話から始まり、「あの時のこれが楽しかった」「こういう事があった」結局どれが正式なプロポーズの言葉なのかもわからない位でした。
最後に「結婚して下さい」と言われたのが正式な言葉だととり、私はカバンをごそごそし始めました。
涙でよく見えなかったのと、カバンの奥底に入れていたこともあり、なかなかアルバムを取り出せずにいたところ、彼から「返事は」と催促されました。
それはそうですよね。
プロポーズされたのに、ただカバンをごぞごぞする女って。
アルバムを取り出し、彼に渡しました。
彼は「何これ」と言いながら1枚ずつめくっていきます。
彼が長々とプロポーズした思い出と、一致するものがそのアルバムには写真として綴られていて、彼も泣いていました。
アルバムの最後に私はこう綴りました。
「プロポーズしてくれてありがとう。世界一幸せになろうね。」
事前にプロポーズをされるとわかっていたからこそ、返事が最後に書けたわけで、彼はまさかそんな形で返事が返ってくると思ってもいなかったので、感動と同時に驚いていました。
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彼のこだわりの詰まった指輪に感動
ただ、これで終わりではなく、その後彼が胸ポケットから箱を取り出しました。
「開けてみて」と言われ、開けてみると、よくドラマ等で見る指輪とは違ったタイプの指輪が入っていました。
華奢なリングに横に7つ並んだダイヤモンド。
彼は「7年付き合ったから、7つダイヤが入った指輪にした」と言っていました。
そのあとは嬉しさのあまり、目に入るものが全てキラキラして見えて、何もかもが楽しかったのを覚えています。
閉園の時間が近づきディズニーシーを後にしましたが、ホテルもどこに泊まるのかわからなかったため、それも楽しみ。
彼は、良く言えば子供のような心の持ち主だったため、その楽しみをしつこくしつこく引き伸ばし、ディズニーのモノレールを3週くらい乗りました。
1駅ずつ「さて降りるか」「えーこのホテルなの!嬉しい」「なんちゃって」みたいな事を何度も繰り返し、やっとホテルに到着しました。
チェックイン等も今までやったことない彼なので、今回は全て任せようと思い、私はロビーに座り見ていました。
戻ってきた彼は「何か手違いがあって、最上階の部屋になった」とここでも思わぬサプライズがありました。
部屋もキレイで広く、眺めも良く、忘れられない本当に最高の1日となりました。
頼りないと思っていた彼でも、こんなに計画してサプライズしてくれるんだという発見にもなったし、これからの人生を任せても大丈夫かなと思いました。
ただ、彼は一生に一度の決意したプロポーズなのに、「逆にサプライズされてしまった」と少し悔しかったみたいですけど。
そしてその指輪ですが、実は少しゆるくてお直しに行きました。
指輪のお店のお姉さんに「あの時の彼ですね。3時間位悩んで、値段は高くないけど7年の思いが強いからとこちらの指輪を選ばれたんですよ」と教えていただき、また嬉しくなったのを覚えています。
心に残る思い出がたくさんできたプロポーズとなりました。
まとめ
プロポーズの前兆って、そわそわしている、いつもと違う行動をするなどがあyって、意外にわかるものですよね。
長い交際期間の思い出が詰まったアルバムを用意して、2人で感動に浸る。
いいサプライズで大成功と思ったら、指輪のプレゼントでサプライズ返し。
しかも、こだわりの詰まった指輪をプレゼントしてもらえるなんて、感動以外のなにものでもないですよね。
素敵なプロポーズ体験談でした。
あなたも何か思い出の詰まったものや、こだわりぬいた物を用意して、プロポーズしてみてくださいね。
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