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プロポーズしてくれない彼が誕生日の大喧嘩をきっかけに奮起

プロポーズしてくれない彼にイライラってことありますよね。

2年間の遠距離生活中、会おうとしない彼の対応に不満がたまり、信頼関係を失いつつあった時に突然のプロポ―ス。

彼から思いがけなくプロポーズを受けた女性の体験談を紹介します。

誕生日をきっかけにして起きた大喧嘩。

別れまで決心しかけた彼女に対して取った彼の対応策。

何が原因で喧嘩に発展したのか。

何故急にプロポーズしようと思ったのかなどを、赤裸々に語ってくれました。

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プロポーズしてくれない彼

これは私が主人にプロポーズしてもらった時のお話です。

主人とは10数年前の大学時代に知り合いました。

地元が同じだったので、就職先を地元にするか、全国展開の会社にして遠距離恋愛にするかで揉めたこともありました。

話し合いの上、お互いに行きたい会社へ就職し、将来結婚を考える時にまだ付き合っていれば、私が退職して付いていくと約束をしました。

しかし新社会人生活は甘くなく、毎日「覚えること」「こなすこと」「怒られる事」の連続に参っていました。

当時の私は、とにかく彼と早く結婚して、退職することが目標となっていたのです。

就職し遠距離恋愛になって2年が過ぎるころ、私の友人は1人2人とどんどん結婚が決まり始めます。

会社の先輩も寿退社でいなくなり、彼氏がいることを公言していた私は、上司にも「いつ結婚するのか」と冷やかされることに。

それとなく探りを入れるため、彼に結婚について尋ねてみると、「今は仕事に遊びに充実しているから考えられない」と言われてしまいました

私はその言葉がとてもショックで、自分が早く結婚したいと考えていたことすらバカらしく思えてきたのです。

その頃から、毎日のようにしていた電話も減っていき、メールをすると平日も土日も友人と遊んでいるとのこと。

正直、私は彼との将来を考えられなくなっていました

会社の同僚に相談をしたところ、「それなら新しい出会いを求めてみるのもいいのではないか」と合コンのお誘いを受けました。

いっそのこと、彼以外の男性と結婚した方が、自分は幸せになれるのではないかと思い始めます。

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誕生日をめぐって大喧嘩

そんなゴチャゴチャと考えていたある日、ついに私は爆発してしまいました。

2ヶ月ぶりに会うはずに日に、友人との大切な約束が入ったとキャンセルの連絡が来たのです。

今まで我慢を重ねていた私は大爆発。

「これまでの不満」と「将来なんてもう考えられない」という事を電話でキッパリと言い切りました

そして、翌月に控えた私の誕生日。

本来なら一緒にお祝いをしてくれる予定だったものの、もう顔も見たくない気持ちが大きくて、「誕生日も実家に帰るから会わない」と断りました。

彼は謝り「誕生日には必ず会いに行く」と言っていましたが、「実家に帰っていないから絶対に来るな」と念を押しました

誕生日当日は実際に実家に帰ったものの、日曜日だったため翌日の仕事にそなえて夕方には一人暮らしの家に戻りました。

もしかしたら、彼が待っているかもしれないとう淡い期待をしながら。

しかし、やはり彼はいるはずもなく、ホッとした気持ち半分残念な気持ちも半分でした。

プロポーズのきっかけを掴んだ彼

別れを告げれば自分も解放されて楽になる、と考えていたところ、「ピンポーン」とインターホンが鳴ります。

あれ、何か注文してたっけと考えながら、もしからしたらと少し期待をしながらモニターを覗くと知らない男性。

何だ、と肩を落としながら「はい」とインターホンに答えました。

「お荷物が届いていま〜す」

なんだろう。

玄関を開けると大きなダンボールを抱えたお兄さん。

送り主は彼でした。

「えっ」と驚き、ゆっくりと荷物を開けると、出てきたのは沢山の赤い薔薇の花でした。

言葉にならず、添えられていたメッセージカードを見ると

「待たせてごめん。結婚しよう。」の一言。

私がずっとずっと待っていた言葉でした。

「あんなに遊びに夢中だった彼がなぜ」「今は考えられないって言ってたのに急にどうしたの」としばらく考えていました。

居ても立っても居られなくなり、すぐに彼に電話をしました。

プルルルル、プルルルル。

「はい。」
「あ、あの、今花が届いて、え、何でなの。」
「来るなって言われたけど、何もせずにはいれなかったから、今までごめん。結婚、してくれるかな。」

もう気持ちが溢れて嬉しくて、涙が出てきました。

彼以外の人と将来を考えようとしていたけれど、やっぱり私には彼しか考えられなくて。

ずっと言って欲しかった言葉が聞けて、もう言葉にならず何度も頷いていました。

「結婚、してくれるよね。」
「はい。」

正直、「こんなのずるい」って思いました。

こんな事されたら嫌なんて返事できない。

でも、それ以上に嬉しかったのです。

彼がなぜ薔薇の花束にしたかというと、以前にテレビでプロポーズに薔薇の花束を貰った人を「いいな〜羨ましいな〜」と言って見ていました。

「私のプロポーズの理想はね〜、夜景の綺麗なレストランで突然薔薇の花束を抱えてひざまずいて結婚してくださいって言われる事、なんてね〜」

そんな笑い話をしていたのです。

彼は、ひざまずくのはちょっと勘弁だけど、薔薇の花束くらいは準備できるよって、私の憧れをバカにすることなく聞いてくれたのです。

そんな数年前のやりとりだったにも関わらず、覚えていてくれたことがとても嬉しかったのです。

その後聞いた話では、薔薇の花束を買いに行っている間、バイクを道に横付けで置いていたところ、警察官に駐禁を切られてしまったらしく、「高くついたよ」って笑いないながら教えてくれました。

急にプロポーズをしてくれたのも、友人達に「彼女を絶対に手放してはダメだ」と言われたらしく、プロポーズをするのは今だ、と花屋にかけこんでくれたそうです。

それを聞くと、怒っていた気持ちもすっかり収まって、むしろありがとうの思いが大きくなりました。

なんだか、彼らしくて微笑ましいい話に私まで笑ってしまいました。

これからもこうやって笑いの絶えない家族になろうね、と約束を交わして。

彼にもらった薔薇の花束は、今でもドライフラワーにして家に飾っています。

それを見るたびに当時の思い出が思い出され、お互いに若かったな〜とクスッと笑みが出ます。

今では子供にも恵まれ、日々忙しくも充実した毎日を送っています。

いつか子供が大きくなって、私たち夫婦の昔話を聞いてくれる時が来たら、一緒にお酒を飲みながら、「あの時、お父さんはとてもかっこよかったんだよー」って教えてあげたいと思います。

彼と夫婦になれてよかった、あのサプライズの贈り物は絶対に一生忘れることのない物になるはずです。

これが、私の忘れられない彼からのプロポーズの体験談です。

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まとめ

喧嘩の最中に突然プロポーズされた方の体験談を紹介しました。

若いと遊ぶ事に夢中になりがちで、結婚する気になれないというのもよくある事ですよね。

男性よりも女性の方が結婚に対しての憧れが強いのも事実。

なかなか結婚に至らない時には、きっかけを作ったりお尻を叩く事も必要なんですよね。

喧嘩や周囲の後押しがあってのプロポーズ至るという事も。

煮え切らない相手には、結婚を決意させるきっかけを作ってあげてみてくださいね。

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