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うつ病で婚活に不安も好意を持った相手と結婚を確信した瞬間


病気を患っていると、婚活や結婚生活に不安を感じるものですよね。

うつ病になり、婚活に不安を感じている男性。

そんな中、紹介されたお相手を気に入り、デートをしながら信頼関係を築き、結婚までこぎつけて幸せを掴んだ。

どういう事情でうつ病になってしまったのか。

どう信頼関係を作っていったのか、お相手はどう感じていたのか、どんな瞬間に結婚を確信したのかなどを赤裸々に語ってくれています。

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うつ病を引きずり不安の中お見合い

私は40歳の男性。

2回目のお見合いで妻と結婚することができました。

現在は3人の息子に恵まれ、忙しい毎日を過ごしています。

25歳の時にも1回お見合いをしており、3ヶ月ほど付き合い結婚寸前までいったが、度重なる不幸や自身の未熟さが原因で破局しました。

妻とお見合いしたのは29歳の時だった。

1回目の破局によりうつ病を患っていた私はこの時まだ尾を引いていた

また同じことを繰り返すのではないかと不安で一杯だった。

お見合いする3ヶ月ほど前に釣書をお互いに交換していた。

釣書には妻(当時は彼女)の生年月日や学歴、勤務先、家族構成が書かれていた。

封筒にはもう1枚、妻の写真が入っていた。

私よりも親父が妻に一目惚れしていた。

もちろん私自身も文句のつけようがない印象で本当に可愛かった。

今でももちろん可愛い妻です。

でも、そんな子が私に会ってくれるだろうか。

会っても直ぐに断られるのがオチじゃないのか。

気持ちを整理しつつ会ってみると

妻は銀行員で新規開店する支店準備に追われなかなかお会いできない日が続いた。

だが個人的には丁度良かった。

心の準備ができたのである。

過去の傷を癒す為、自治会の親睦旅行に私も参加。北海道でリフレッシュした。

お見合い当日、待ち合わせ先には既に妻と紹介者が待っていてくれた。

すごく緊張したのを今でも覚えている。

妻は私の顔を覗き込むように見つめていた。

待ち合わせの店で食事をする予定だったが、何とその店が臨時休業というアクシデントが発生。

紹介者は「あら~、ごめんなさい。後は若いお二人にお任せします。」と言って時速40キロで去っていった。

何とも無責任な。

嫌な予感がよぎる。

また過去の過ちをおかすのかと…。

だが何故か妻はご機嫌であった。

「いきなり二人になれましたね。どうしますぅ」って。

そう、最初から好意を持ってくれていたのです

お互いそんなに堅苦しい服装ではなかった為、近くのファミレスに入って食事をした。

緊張はしていたが話したいことが次から次へと湧き出てくる。

こんなことは初めてで会話が弾んだ。

この日は12月上旬。

すでに紅葉シーズンは終了していたが、なぜか紅葉スポットに行くことになった。

紅葉は既に散っていたが他のお客さんは少なかった為、ここでもゆっくりお茶しながらお話しすることができた。

それから何度もデートを重ね、自分の過去に起こったことや持病(うつ病)の話も隠さず全てを妻に伝えた。

これで断られてももう悔いはなかったが、妻は受け止めてくれて「全部話してくれてありがとう。私はあなたに着いていきます。」と言ってくれた。

疑り深い私はまだこの時半信半疑だった。

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お見合い結婚の決め手は広島旅行

だがその数ヶ月後、二人で広島に旅行に行くことになった。

戦艦大和。

かつて日本海軍の象徴として建造された世界最大最強の戦艦。

私はこの船には特別な想いがあり、仕事や前の彼女とのトラブルで矢面に立たされてうつ病に侵された時、自ら首を吊って死ぬ寸前まで行った。

戦争末期、この大和に乗って沖縄に出撃していった若い兵隊さんたちは生きたくても生きられなかった。

体は凄く元気なのに死ななければならなかった。

それでも国や家族、恋人を守るために戦死された方々や出撃した大和の事を思うと、後世で生きる私は死ねないと踏みとどまることができた。

私は1/10スケールの大和が展示されている大和ミュージアムがある呉港で将来生涯共にする女性にプロポーズするんだと心に決めていた。

ここまで私に着いてきてくれるなら、もう間違いないだろうとようやく確信が持てた

だから妻を結婚前に広島に連れて行った。

その日は暖かく快晴で、呉港も本当に奇麗でした。

呉港のベンチに座り私は妻にプロポーズをしました。

妻の返事はためらうことなくYesでした。

正直自分が結婚できるとは全く思っていなかった。

仕事でもゴミ扱いされ、上司や先輩から陰湿なイジメを受けながらも耐え続け、前回のお見合いでの破局の時に紹介者や身内に「人間の恥さらし」と発せられながらも希望を捨てずに頑張って生きてきて本当に良かったと思えた瞬間だった。

妻と結婚する決め手となったのは、やはり広島まで着いてきてくれたことである。しかも凄く嬉しそうに楽しみにしてくれたことが決め手でした。

いまだに女性は苦手であるが、妻だけは全然違う。

唯一今でも心を許せる。

一緒にいると本当に安心できるし、楽しい。

結婚して何年経ってもお互いこの気持ちは全く変わっていない。

お見合い結婚に抵抗を持っておられる方もいるかもしれません。

私もそうでした。

でもよく考えたら、お見合いは結婚を前提として出会う。

目的がハッキリいている為、お互いが本当にマッチすれば結婚できるのである。

もちろん家族や身内の応援がなければ難しくはなりますが、やはり一番大切なのは本人同士です。

自分が「楽しいな。」とか「こういう風にしたいな。」と思うことが、相手にとっても同じ気持ちでいる。

つまり、どちらかが合わせなくても価値観が共有できるできることが、結婚を決めるきっかけになるのではないかと思う。

異性は単純に言えば星の数ほどいる。

でも生涯共にする人に出会える確率はどれくらいなのだろう。

計算したことはないですが、もしお見合いに限らず結婚を考えておられる方で、中々出会いに恵まれずに諦めている方、運命の人に出会えるその時が来るまで、絶対に希望を捨ててはいけません。

自分を磨き続けて苦しいことも耐えて頑張っていれば、必ず出会うべき人に出会えます。

今現在結婚をしなくてもよいと考えている20~30代の男性女性が増えてはいますが、それが悪いとは言いません。

それも考え方の一つです。

案の定、結婚すると自由時間は無くなるし、子供ができたら家事育児の毎日でつらい時の方が多いです。

でも、その分幸せも倍になります。

家族の人数分×幸せ=今の幸せになります。

結婚は悪くないですよ。

お見合い結婚を考えておられる方、もし堅い印象をお持ちであるならそれは誤解です。

気楽な気持ちでよいです。

色んな方と出会えるチャンスですし、そこからまた新しい出会いやコミュニーケーションが取れる絶好のチャンスです。

いきなり結婚に結び付けるのが苦しいのであれば、先ずはお友達からでも全然問題ないと思います。

一度しかない人生なので、沢山の人と出会って交流していきたいですね。

私は今でもそう思います。

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まとめ

結婚って常に不安があるものですが、病気を持っていると尚更不安になるもの。

そんな中、お互いに好意を持っていることがわかり、だんだん自信を取り戻していく。

病気を伝える事も、受け入れることも大変なことですが、全て受け止めてくれる相手が見つかるというのも凄いですよね。

沢山の人と交流する事で同じような悩みを持っている人にも出会いがあるかもと思える体験談です。

そんな出会いに恵まれる事に感謝ですよね。

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