スピーチをさせてもらった結婚式、披露宴に招待してくれた彼女が、結婚の報告をしてくれたのは、8〜9月頃の暑い時期でした。
彼女の結婚式は4月だったので、7〜8ヶ月前になると思います。
幼なじみの彼女とは、幼稚園の頃からの付き合いで、小学校、中学校も同じでした。
高校からは離れたものの、社会人になっても時々2人で食事に行き、近況報告をし合っていました。
結婚式の友人代表スピーチを依頼される前に「私がするよ!」
彼女が職場で辛い状況に陥り、退職するかどうか悩んでいたときには、一緒に温泉に行ったり、旅行に行ったりもしました。
また、私が地元を離れて、1人暮らしをしていたときには、遠方にも関わらず、自動車を走らせて会いに来てくれ、夜通し話し込んだりもしました。
彼女との時間はとても大切で、彼女との時間があったから、社会人になって大変なときも乗り越えてこれたと思います。
お互いそうであったようにも思います。
そんな彼女からの結婚の報告はとても嬉しくて、感激してしまいました。
私は先に結婚していて彼女にはもちろん披露宴に出席してもらっていました。
その彼女から「ついに結婚の報告が聞けるときがきたんだ!」ととても嬉しくなったのです。
そんなわけで、頼まれてもいないのに思わず、「じゃあ、スピーチは私がするよ!」と言ってしまっていました。
彼女は「本当にー!ありがとう!」と言ってはくれましたが、その場は、それでスピーチの話は終わりました。
私は「スピーチやるよ!」と言ったものの、本当に頼まれるかどうかは深く考えていなかったのですが、後日、「この前言ってくれてたスピーチ、本当にお願いしちゃってもいいかな。」とメールがきたので、「もちろん!任せてくれてありがとう!」と即座に返信しました。
結婚式の友人代表スピーチでは性格の良い新婦をアピール
彼女は穏やかな性格で、いつもニコニコしています。
冗談を言って笑わせてくれる一面もありますし、柔らかな空気感でまわりにいる人を癒してもくれます。
人を攻撃することはありませんし、陰で悪口を言うようなこともありません。
友人も多く、周りの人も家族のこともとても大切にします。
とてもよくできた女性なのです。
そんな彼女の人柄を、披露宴に出席された人たちに少しでも多く正確に伝われば、と思ってスピーチ原稿を考えました。
特に、結婚式、披露宴で初めて彼女に会ったであろう新郎側のゲストの方々に知ってもらいたいという想いで考えました。
もちろん、スピーチをする上での決まった挨拶文や文句は外さないように気をつけましたし、披露宴で言ってはいけない文言も調べて、混じってしまわないように気をつけました。
当日はとても緊張していました。
自分の出番の直前にはソワソワしてしまって、たくさんドリンクを飲んでしまって、何度も何度もトイレに立ち、同じテーブルの友人に笑われてしまいました。
その笑いのおかげで少し落ち着きましたが、本番はやはり緊張し、紙を持つ手は震えていましたし、声も震えていました。
緊張すると泣きそうになってしまうのですが、泣いてしまうと話せなくなってしまうので、泣かないように我慢するのが大変でした。
感動して泣くのではなくて、緊張しすぎて泣くのですからタチが悪いです。
また、何度も読み直して推敲に推敲を重ねた原稿でしたが、終わってから考えると、彼女と私しか知らない内輪すぎる内容もいくつかあったので、そこは失敗しちゃったかなと思う部分もありました。
ただ、激しく緊張していたにしては、ゆっくり、はっきり、大きな声で話せたので、聞き取りにくいということはなかったと思うし、むしろ、しっかり内容が伝わったのではないかなと思うので、その点に関しては良かったのではないかと思います。
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結婚式の友人代表スピーチで新婦が喜んでくれたことが一番!
失敗したと思った内輪すぎると感じた話の部分も彼女は楽しそうに笑ってくれていたし、そこで泣きそうにもなってくれていたので、その点は良かったです。
また、サプライズもなく、用意した原稿を読んだだけのスピーチでしたが、ニコニコと彼女のいつも以上の素敵な笑顔がみられたのが、とても嬉しく、スピーチをさせてもらえて本当に良かったと思いました。
一緒に披露宴に出席した友人からも
「彼女の素敵な感じがすっごく伝わって来て良かったよ。」
「緊張してる感じがまた良かったよ」
といろいろと好評価やフォローの声をかけてもらえたのも良かったです。
新郎側のゲストにも当初の目的であった「彼女の素敵な部分を知ってもらう」という点がしっかりと伝わっているのではないかな、と思えて安心しました。
彼女のご両親からも「良かったよ、ありがとう。」声をかけていただき、失礼がなかったようでさらに安心しました。
彼女からのスピーチのお礼は商品券でした。
披露宴の終わりに本人からお礼の言葉とともに渡してもらいました。
彼女からは、ひとこと、「本当にありがとう」と言ってもらいました。
そのときの笑顔がとても幸せそうで、こちらも幸せな気分になりました。
商品券も嬉しかったけれど、彼女の気持ちが込められているものだということがとても嬉しくさせたのだと思います。
実は、スピーチだけでなく、その後の二次会の幹事も任せてもらいました。
このため、準備期間は数ヶ月間に及び、その間、彼女や婚約者、またその友人と関わることができ、彼女のその人柄の良さは再認識できた期間になりました。
婚約者の方もとても素敵な方で、とてもお似合いです。
その2人の結婚式に参列でき、披露宴でスピーチをさせてもらえたこと、そして二次会で幹事をさせてもらえたことはとてもありがたいことだったと思います。
今でも彼女の夫婦とは家族ぐるみの付き合いをさせてもらっています。
お互いに家を建てれば招待をし合いますし、子どもも同級生になったので、同じ悩みを抱え、相談し合いながら過ごしています。
結婚生活は山あり谷ありで、幸せなことばかりではありませんが、彼女と話すことで、冷静になって、結婚当初のことも思い出せて、本当にありがたい存在です。
披露宴のスピーチの話はその後しませんが、私の中ではとても大切な思い出です。
結婚式のスピーチは彼女のときだけなので、他とは比べられないですが、私の中で最も記憶に残る披露宴No1です。
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