中学校の同級生が結婚すると聞いて、「何かサプライズでプレゼントできないかな?」と考えて、絵が得意だった私はウェルカムボードを贈ることにしました。
私は中学生の時から絵を描くのが好きで、誰に見せるわけでもなく絵を一人で描いていたのですが、結婚することになったその友達は唯一私がこっそり描いている絵を見て、とても褒めてくれた子でした。
ウェルカムボードを手作りしサプライズでプレゼント!
私は自分に自信がなく、絵を描いていること自体も人に見られて恥ずかしい思いをしたくないと思っていたので、その一言がとても嬉しくて心に残っていました。
私の背中を押して絵を描く勇気をくれた友達に、自分の絵で喜んでもらうためすぐに制作に取り掛かりました。
友達には「結婚式前日まで見せないから、楽しみにしてて!」と伝え、
式の雰囲気やイメージ
どんな家に住みたいか夢のある話をたくさん聞きました。
たくさん話した事をピックアップして全て細かくメモにして下絵を作り始めました。
ウェルカムボードはディズニーのイラストをモチーフに!
ヒントは昔からディズニーが大好きで、家族旅行でもディズニーランドへ行っていたこと、特にドナルド・デイジーが好きとのこと。
旦那さんのプロポーズもなんと、ディズニーランドで指輪を受け取ったというのでこれはディズニーらしいキラキラした雰囲気がきっと好きだろうなと思い、テーマはデイジーのイメージでウェルカムボードを描くことに決めました。
ここでドナルドとデイジーのイラストを描いたら、他と変わりがなくつまらないと考えて、あえて色だけドナルドとデイジーのカラーを使って描きました。
ディズニー婚が流行っていて、似たようなウェルカムボードは溢れていたので、他と差をつけるボードにしたいとアイディアをまとめました。
ウェルカムボードを手作りしてプレゼントしてみたら会場の雰囲気にもマッチして大好評!
特に、式が終わった後に置き場所に困らないよういつまでも家に飾れるようなシンプルなデザインで作ったので、ご親族の方々にも「いいボードだね」と気に入っていただけました。
「末長く素敵な家庭を築いてほしい」
という願いが込められています。
最近はウェルカムボードを大きく派手に飾る人も多いですが、式が終わった後何年も経つと、ホコリをかぶって置き場所に困り処分している人もいて少し寂しく思っていたので、ずっと思い出の物として飾れるような作品にこだわりました。
友達からも、「ボード制作の業者に頼んだものとは違ってすごくオシャレ!世界にひとつだけのオリジナルウェルカムボードだね。」と大満足の様子で、時間はかかったけど作ってよかったなと思いました。
実は式の中で、お色直しのドレスのカラー当てゲームがありました。
それは私も知らされていなかったのですが、会場受付の後アンケート用紙にドレスの色を書いて提出した時にピンときました。
ウェルカムボードで使ったデイジーのイメージカラーの紫にしよう!とても自信がありました。
そして、お色直しでドレスはやっぱりデイジーの紫色でした。
中学の時から変わらずモデルのようにすらっとしていて綺麗な花嫁さんで、その姿を見ただけで涙が出てきました。
あの時たった一人だけ、私の絵を褒めてくれた彼女が、ついに幸せを手に入れたんだなと思ったら、本当に嬉しかったです。
あの時絵を描く事をやめていれば、こんな素敵な仕事を任せてもらえなかったし、世界位にひとつだけのウェルカムボードも生まれなかったんだなと思うところが多くありました。
本当に絵を続けて良かった。心からそう思いました。
ウェルカムボードと一緒に記念撮影した時、「ドレスを見ながら描いたんじゃないの?!」とみんなに言われるほど、イメージも色もピッタリで自分でも驚きました。
その時撮影した写真は今でも宝物です。
もしウェルカムボードをどうするか悩んでいる方がいれば、絶対に自分と関わりのある絵の描ける知人に依頼するのがオススメです。
ただ好きで、たくさん描いてきた経験はあります。
業者の人が作ったものは、もちろん華やかで人目をひくけれど、そこにストーリーがありません。
新郎新婦との思い出を込めて描いた絵は、プロの絵にも勝てると私は信じています。
絵が上手い、下手、ではなくそこにどれだけの想いが詰まっているかが大事だと思います。
ギャグでもいいし、顔写真を真似たものでもいいし、手作りすることでそこに意味があるので、ぜひサプライズでウェルカムボードをプレゼントしてあげて欲しいです。
初めて見せた時に泣いて喜んでくれたのと、カラードレスの色が当たったことが、ダブルでサプライズとなりました。
これも偶然の出来事だったので、こうして後々語ることができて本当に良い結婚式のお手伝いができたなと感動しました。
でも、 誰にでもこんな絵を描いてくれる友達がいるわけでもなく、上手に自分で絵が描けるわけででもないですよね。
そんな場合はプロに任せてみましょう!
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