でも、貰ったらお返しも必要ですよね。半返しから逆算して考える、婚約指輪の適正価格とは?
婚約指輪はお返しを考え金額を調節!
さて、地域にもよりますが、婚約指輪を貰ったら貰いっぱなしでお返しなしは非常識です。
二人の間では結婚に向けてハッピーな気持ちで舞い上がっていますから、彼も「いいよいいよ、お返しなんて堅苦しいこと」となりますが、彼の親御さんからしたらいい気持ちはしないものです。
「婚約指輪を渡したら半返しする、そんな常識も知らないなんて先が思いやられる」と頭を抱えていても、未来の息子のお嫁さんに遠慮して言えないだけということも十二分にあり得ます。
そこで、彼のプライドを傷つけないように、半返しの品物の値段から逆算して婚約指輪の予算を決めましょう。
そして、さりげなく「これが欲しい、これじゃなきゃいやだ」とアピールしましょう。
彼が見栄を張って変に高い指輪を買おうとしたら、「普段づけ出来る方がいいから違う方がいいな」とか、「華奢なデザインが好きだから石が主張し過ぎないものがいい」などと、値段以外の部分を使って、上手く安い指輪に誘導しましょう。
逆にあまりにも安いもので済ませようとしたら、半返しの品物の候補を先に伝えて、上手く適正価格へと誘導しましょう。
半返しから逆算して半返し×2の値段を意識して欲しい婚約指輪を買ってもらうという作戦です。
婚約指輪のお返しが高いのが可能でも相手の懐具合を考えよう!
自分が半返しで使える金額が五万円なら十万円、自分が半返しで五十万円の時計をポンと返せるなら百万円の婚約指輪をおねだりするのもありです。
もちろん、婚約指輪にそこまで価値を見出だせない彼なのに、ゴリ押しして百万円の婚約指輪をねだるのは論外です。
長く付き合っている二人ならお互いの価値観も大体把握しているのではないでしょうか。
我が家の場合は、二人して見栄を張っても仕方がないという自然体な考え方で、結婚に向けて使える予算の配分を二人で話し合いました。
付き合って10年の節目の年だったのと、お互いの懐事情もなんとなく分かっていたのであまり揉めませんでした。
婚約指輪10万円、半返しの腕時計5万円、結婚指輪も二人で10万円、結婚式をフォトウエディングにして、衣装をケチらず50万円、親族との会食、こちらもケチらず30万円とかなりメリハリをつけて節約した方だと思います。
マイホームの頭金をしっかり貯めたい、二人とも車が好きなので新車が欲しいと希望が一致していたので、他は削れるところは思いきって削りました。
婚約指輪は職場で嫉妬を産むことも、、、
挙式披露宴を丸ごと削ったので、婚約指輪は普段づけ出来るもの、職場でお局様に睨まれないものにしました。
結婚式と披露宴がないということは、参列者の二次会や新たな出会いもないということで、お局様的にはかなり面白くないようでした。
婚約指輪はないと寂しいですが、職場で嫉妬されたり面倒なことに巻き込まれたくないので、婚約指輪はささやかにしました。
むしろ、職場のお局様から、
「最近の婚約指輪ってファッションリングと変わらない、地味だね」と、憐れまれてしまいました。
お局様が若かった頃と違って、今は金もプラチナも相場が上がっています。
同じ値段でも買えるもののグレードが下がっていることに気がついていないお局様。
バブルの時代に取り残されてかわいそうだと思いました。
その後もお局様から婚約指輪について、ショボいとか、安っぽいとか散々な言われようでしたが、これから二人で生活していくのに、あまり浮き足立った散財をしたくなかったのでお局様の小言はスルーしました。
むしろ同世代で結婚している同僚やこれから結婚を控えている同僚の方が、
「婚約指輪要らないと思っていたけどシンプルなデザインがあるなら欲しいかも」と、手頃な価格で普段づけ出来る指輪は好評でした。10万円と端数ちょっとというお値段は、肩ひじ張らずに普段づけ出来るので毎日どこへでも着けていけます。
バブルを知っているお局様と違って、何事も無理せず見栄を張らずさりげなくが、アラサーアラフォー世代の考え方だと思います。
今の20代が結婚適齢期になる頃には、さらにこういったお手頃価格でシンプルな婚約指輪が売れるようになるのではないでしょうか。
指も節が太くなったり、逆に細くなったりします。一生物の高級品よりも、普段づけして10年使えるものを考えれば十分かなと思います。
なぜかというと、お子さんがいるいないにかかわらず、普段使えないような豪華な婚約指輪は出番が少ないです。
友人や親族の結婚式、同窓会、ちょっとしたパーティーなどしか出番はありません。
ちょっとしたパーティーなんてそう滅多にないと思います。
もちろん職種によっては豪華な指輪を身につけていく機会が多い人もいるでしょう。自分の職種、結婚後の働き方をイメージして、どのくらいの価格帯の婚約指輪なら堂々としていけるのかを考えて選んだ方がいいと思います。
内勤の人は職場でお局様から憐れまれるくらいの方がやりやすいと思います。
逆にお局様が羨むような婚約指輪をつけていくとなんともやりづらい空気が流れます。
婚約指で実母から嫌味を言われたらこう返す!
そして、一番身近な面倒くさい人、実母の攻略法をご紹介します。
婚約指輪について実母がお局様と同じようなショボいや安いなどとケチをつけて来たら、
「ところでお母さんは最近婚約指輪してる?見たことないけど?」
思い出したように聞いてみましょう。
大抵の実母は切り返せないでしょう。ただし、実母が婚約指輪を節目節目に身につけている場合は、この台詞は効きません。
しかし、ほとんどの実母は婚約指輪をしている場所はかろうじて覚えていても、指輪がサイズアウトしてしまっている、ケースから出してみたら、お手入れ不足でプラチナ部分や石が黒ずんでいるなど、とんでもない保存状態で出てくると思います。
普段づけしないで、大切にし過ぎて、しまいこむからこういう悲惨なことになります。
さりげなく実母に釘を刺して、普段づけ出来る婚約指輪の良さを伝えましょう。親世代はまだまだ化石のような、婚約指輪は給料三ヶ月分神話が生き残っているのです。
お局様より実母は強敵です。
実母を納得させる最高の一言はコレです。
「やっぱりお父さんとお母さんには敵わないな」
実母がしまいこんだ、保存状態についてツッコミ所満載の婚約指輪を馬鹿にしてはダメです。
両親を褒めて持ち上げましょう。
「大きなダイヤだね、何カラット?」
「見せてもらえて良かった、ありがとう」
など、最後は実母が貰った指輪を褒め倒しましょう。その上で、
「普段づけしたいし、職場の先輩に妬まれるからこれでいいの」
と、自分達が選んだ婚約指輪の良さも伝えましょう。
婚約指輪選びで喧嘩にならないポイント!
そして、婚約指輪で彼と喧嘩しないコツですが、二人で見に行って、二人で選んで買う、サプライズなどで貰わないことが大前提です。
サプライズしてくれた気持ちがありがたいから…と気に入らない婚約指輪で我慢すると女性はストレスが溜まります。
プロポーズのときに婚約指輪は要りません。いつもよりお洒落なディナーと花束さえあれば十分気持ちが伝わります。
花束も抱えるような大きなものでなくて、大きめの紙袋に隠れるようなもので十分です。
貰う方も持ち帰るときに結構恥ずかしいんです。
大きめの紙袋に隠れるサイズの花束はありがたいです。
うちの夫に後から聞いたところ、花屋さんで正直に、
「プロポーズに使います。恥ずかしいから紙袋に隠れるもので」
と言ったそうです。
そりゃあ、深紅の薔薇が沢山入るはずです。
正直に伝えた方が花屋さんもプロなのでちゃんと仕事してくれます。
変に誤魔化さずにプロポーズ用で見繕ってくださいと言えば、予算の範囲内で目一杯頑張ってくれます。
男性にお願いしたいのは、先走って婚約指輪をサプライズで買わずに、花束でプロポーズして、婚約指輪は一緒に見に行ってあげてくださいということです。
女性には好みのデザインというものがあります。
花束は3000円~高くても1万円あればかなり豪華なものになります。
婚約指輪を先走って買って無駄にするより、よっぽど素敵なプロポーズになります。
ベタな演出で使う、シャンパンの中に婚約指輪を忍ばせるや、ケースをパカッと開けて指輪を見せるというのをどうしてもやりたいのでしたら、フェイクの指輪を用意してください。
雑貨屋さんレベルで500円~3000円で用意出来ます。そのとき引かれないように、
「好きなものを後で一緒に見に行こう」
と、必ず言ってあげてください。
これが婚約指輪?嘘でしょ?と女性が引かないように上手く立ち回ってください。
あくまで演出に使う小道具ということで、ネタばらしはお早めに。
取り返しのつかない誤解を招いて喧嘩にならないようご注意ください。女性にも半返しの都合があります。
あまりにも高すぎる婚約指輪を勝手に買われたら、半返しする女性は大変です。二人で話し合いながら、婚約指輪の予算を決めて、一緒に見に行ってあげてください。
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婚約指輪は値切る?
二人とも忙しい場合、婚約指輪と結婚指輪を一緒に見に行くと効率的です。
同じブランドでまとめると、お手入れに出すときも一ヶ所で済みますし、婚約指輪と結婚指輪をまとめて買うと、指輪のケースやお手入れ用のクロスなどのサービス品も、一番ランクのいいものをつけてくれることがあります。
結婚指輪はほとんど素材の値段で値切る幅がありませんし、婚約指輪も同じようなものです。宝石店は家電量販店ではないので、あまりに値切るとみっともないです。
特に男性は気をつけてください。
しいていうのなら、女性側と示し合わせて「結婚指輪だけを買いに来て、婚約指輪は女性が渋って男性が乗り気なフリをする」と、効果的です。
婚約指輪の方の端数があら不思議、ほんの少しだけお安くなります。
女性側が遠慮しまくって、男性が乗り気だと店員さんは必ず押しに来ます。
そこで、「ほんの少しですが、私たちの気持ちで値引きをしますから遠慮せずに」といって気持ち値段を引いて、遠慮している女性を押しきりに来ます。
すべてのお店でやってくれる訳ではありません。
しかし、私が婚約指輪と結婚指輪を全部ひとつのお店でまとめたときに、婚約指輪は止めて結婚指輪だけにしようか本気で悩み出したら、いつの間にか端数が綺麗になっていました。
ポイントは結婚指輪も婚約指輪も全部ここで買うという意思表示でしょうか。
あとは、お店によって違いはありますが、婚約指輪と結婚指輪を合計して30万円程度のあまり高くないお買い物でしたら、現金の方がが喜ばれます。
高額のお買い物の場合は防犯上の観点からクレジットカードの方が歓迎されます。
しかし、クレジットカードはお店への入金が遅れ、手数料もお店持ちなので、あまり高額でない場合、現金払いにすると端数を綺麗にしてくれたりします。
はじめから値引きを狙いに行くといようより、結果として値引きをしてくれたらラッキーくらいに思っておいてください。
値引きより、素敵な婚約指輪と結婚指輪を二人で探す、使いやすくて長持ちするケース、お手入れ用のクロスも含めてトータルで気に入ったものを予算内で選ぶことに重点を置くと、迷うことも喧嘩することもなくなると思います。
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