結婚式を挙げるにあたって、まず問題になったのは仲人をだれにするかということでした。
これからのことも考えて、普通は夫の職場の上司にお願いすることが多いと私たちは思いましたが、なぜか、夫の親も私の両親も嫌がりました。
姑はなかば強引に自分の実弟を仲人としてしまいました。
結婚式への義母の口出し 仲人は誰にするかで人悶着から始まり、、、
実弟の仲人への依頼。
これは私の両親の承諾も得ずです。
私の父親は良い気持ちがしなかったのでしょう。
すぐに姑に連絡し、仲人を別の人間を立てるよう説得しました。
姑はなかなか認めたがりませんでしたが、検討をするということになりました。
そうこうしているうちに、姑の実弟は脳出血を起こし、急きょ入院してしまいました。
仲人をお任せするのは実質的に無理です。
結局、仕方なしに夫の直属の上司に依頼することになりました。
結婚式の式場選びも親の意向で、、、
専門式場、神社や教会系の式場、有名ホテルと、説明を聞き納得できたのが某ホテルでした。
私と実母はチャペル式結婚式を以前から考えていたので、他の挙式方法は頭にありませんでした。
和装が似合わないこともあり、宗教にとりたててこだわりは持っていないこともあり、ヘアスタイルやドレスに自由度の高い洋式の挙式をもともとのぞんでいました。
が、仏事や神事に熱心な姑は絶対に神式でないととゆずりません。
最初は特に関心のなかった夫までもが姑の味方をしだします。
結婚式の人数が足りないと騒ぎ出し、、、
やれやれとりあえずこれで、スムーズに式や披露宴の打ち合わせができると思ったのもつかのま、式や披露宴への参加人数が足りないと、双方の親たちが騒ぎ出しました。
舅が亡くなった直後でもあったので、大げさな式は挙げたくないと姑もたしかに言っていたのですが、なぜかふつふつと親戚や知人に対して変な競争心が湧いてきたようです。
参加者の総人数が47人だったので、「四十七士の討ち入りだわ、縁起が悪い」とまで言い出しました。
私の父親も、これでは貧弱な式になってしまうと、それほど交流のなかった友人・知人夫婦まで招待する始末です。
私も最初は呼ぶつもりのなかった学生時代の恩師にもお願いすることになりました。
なんとか60人ほどの人数にふくらませます。
結婚式の引き出物も有田焼に勝手に変更し人のせいにして言い訳を、、、
ここまでくると、当事者の私たちよりも、親のほうが式の内容に熱をあげだし、引き出物の決定にまたトラブルがおきました。
軽くて、参列者の自由の効くカタログにしようと思ってはいましたが、この地方の結婚式には重くてかさばるものを持たせるのが当たり前ということで、姑はまたも、我が家に連絡をしてきます。
私の両親はそれに関しては今時はカタログがトレンドだといって、姑の意見は無視しなさいと言い張ったため、どうしても我慢がならない姑は私だけでも式場に私だけでも来れないかと泣きそうな声で哀願してきます。
これ以上、姑の話を肯定してあげるのもイヤになってきたので、「仕事があって忙しいから」とやんわり、断りました。
これで、引き出物の件はあきらめたのかと思っていましたが、姑は自分の弟の嫁、つまり夫の伯母を無理につれだし、式場におもむき、だれにも夫にさえ説明もなくカタログと決めていた引き出物を有田焼の茶碗セット一式にかえてしまいました。
姑の希望通りの重くてかさばる品物です。
これには、私の両親も憤慨し、結婚式を中止せよと夫を呼び出し、怒鳴りつけていました。
姑にも我が家に来るように言いましたが、当然のことながら来ないのです。
そして、あろうことか、姑は引き出物の内容は義妹が考えてくれたことだからと、訳のわからない弁解をする始末でした。
自分の責任を人に丸投げしようとしているのでしょう。
さらに、引菓子がバウムクーヘンでないことにも料理が創作料理であることにも不満があるということも付け加えていました。
これに関しては、ブランデーケーキ1択だと強く夫も言い渡してあったので、姑も折れたようです。
結婚式の衣装選びで親がカンカンに!
白無垢、振袖、ウェディングドレスの3回の衣装でのぞむつもりでしたが、少ないということです。
4回以上はお色直しをするものだと、主張します。
またウェディングドレスが地味とまで言ってくるので、また両親は怒りだし、挙式の延期を連絡しました。
式場へのキャンセル料もかかってきますから、夫がとんできて私の父親にあやまりだしました。
前金も支払ってあるのです。
招待状も発送し終わっています。
後戻りは、もうできません。
こんなに両家の確執の大きくなってしまった結婚式に私は参加する気がなくなってきました。
夫の顔も見たくなくなってきました。
いっそ破談しようかと、夜も眠れなくなってきました。
両親もはっきりとはいませんでしたが、結婚する前からこのようなことで、いちいちトラブルが起きるということはこの先も同じようなことがまた起きるよと諭すように言ってきます。
こんなに紛糾していることなど知らない私の友人やいとこたちは、私の晴れ姿を見ることをたのしみにしているようです。
私もつとめて明るい顔をして、皆に余興などを頼んでまわります。
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結婚式の支払いの負担が多いと最後まで文句をいわれ応酬
雨上がりの良い天気です。
欠席者もなく、みな笑顔で、私たち夫婦の未来を祝ってくれました。
つつがなく、表面上は和気あいあいとなごやかに式・披露宴は終了しました。
その後、しばらくたったころ、挙式の残金支払い請求がきました。
あきらかに夫のほうの招待客が多いので仕方がないのですが、姑は自分たちの請求が私家の方より多いことにまた文句です。
「あんな、貧乏くさい式にこんなにかかるわけ?」とストレートに愚痴をいいまくっています。
私も「そんなに不満が多いなら、式も披露宴もしなきゃよかったね」「お義母さんが花嫁をしたらよかったのではないですか」と応酬してやります。
夫は見て見ぬふりです。
しぶしぶ支払っていましたが、結婚式の内容には満足がいっていなかったらしく、あとあとまでイヤミをいっていました。
私の母親が最後の花束贈呈のときに涙ひとつ流さなかったことも、気に召さないようです。
いったい、だれのための結婚式だったのでしょうか。
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